面マスク
久しぶりの投稿です
面マスク着用での 稽古再開 ですが・・・
当初の全剣連で提示していただいた面マスクでは、15分が限界!!
(汗をかくと、手ぬぐいが口に張り付て、集中できない・・・、苦しい・・・)
そこで、各メーカーが発売された市販の面マスクをいろいろあさってみました
途中、 鼻 を出してもいいとなりましたが・・・
いざ鼻を出してみると、鼻の高さで 口 と生地の間にあった空間がなくなり
かえって苦しくなってしまい・・・
試行錯誤を繰り返しました
(子ども達が少しでも 楽 に稽古ができるよう、自分が実験台になって・・・)
自粛前とまではいきませんが、それに近い状態で稽古ができるものができました
市販されているメッシュの面マスクに一工夫!
そのまま鼻を出して着用すると、内輪で生地が引っ張られ口と生地の距離が近くなり。息を吐くと違和感がありました
そこで、横の幅を詰めて内輪にかからないように
そして
上側の鼻にかかる部分を4㎝ほど折り返し、折り返し部分をミシンで押さえます
そうすると、上の写真のようになり、口と生地との間に空間ができます
息を吐くと、少し暖かい息がこもりますが、許容範囲です
そして、一番のポイントは
マスク用のワイヤーを入れること!!です
(写真ではわかりづらいですが、幅1㎝のテープを横に縫いつけその中に10㎝のワイヤーを入れています)
ワイヤーのおかげで、口の前の空間が確保でき、ある程度動いても型が崩れません
面をつける時に、マスクの下側を顎の下まで引っ張らず、顎の前面だけで押さえるのがポイントです
市販でもっといいものも出ていますが、納期が長かったり、びっくりするような値段だったり・・・
いろいろな条件付きですが、剣道の稽古が再開 できたことに 感謝! して
安全に子どもたちと 剣道の稽古 をしていきたいと思います
今はただ・・・
今年も 桜 が咲きました
厳しい 暑さ・寒さ に耐え
美しく!
私たちも、今は耐えるとき・・・
そして、時期がきたら
美しい 花 をさかせましょう
“ 余計なこと! ” をしない・・・ ~その3~
人は、知らないうちに体が楽をしようとしてしまう
体が楽をしたままにしておくと、悪い癖になってしまうことがある
なので、常に意識をして稽古をしよう!
うちの少年団の子ども達に、よく話す言葉です
これは、左足への意識を常に持ってもらうため・・・
左ひざを相手に向ける とか 左かかとを常に上げる とか
人間の体の構造上、非常に つらい状態 です
なので、普通にしていると、ひざは外を向きますし、左かかとは床に着いてしまいます
その状態から打突動作に入れば、左ひざを相手に向ける とか 左かかとを床から浮かす という “余計なこと(動作)” が入ります
また、左かかとだけをとってみても、適正なかかとの角度を保てていないと、打突動作に入るとき かかとの角度を変える とか 左足を引き付ける という “余計なこと(動作)” が入ります
この “余計なこと(動作)” がはいることで、起こりがほんの少しですが遅れてしまいます ※ 出ばな技では命とり!です・・・
そこで、子ども達に 自然(楽)に体を前に押し出せる左かかとの角度 を見つけようと言って、前回書いた へそに力を入れながら体を前に倒す という動作とセットでいろいろと試してもらいます
そして、自分たちが見つけた 左かかとの角度 を “ 準備OKの状態 ” と名付けて、意識付けしています
稽古のなかで私が特に注意しているのは、素振り・足さばきでの「後(あと)」、跳躍正面打ちでの左足の引き付け、基本打ち等での「受け手」になった時、引き技で引き切った時などです
「 左かかと、準備OKの状態になっとるか~!」って
大人でも難しいことなので、 意識付け 出来ているかどうかが大切かと・・・
さて、次回の「左手編」で一区切りとしますか
“ 余計なこと! ” をしない・・・ ~その2~
前回のブログで書いた 出ばな面の体の使い方 ですが
もともとは、うちの少年団の子ども達に 踏み込みでの右足 を覚えてもらうためのものです
「 右足で強く踏み込め! 」 とか 「 遠くへ踏み込め! 」 なんて言われると
右足ばかりに意識がいきすぎて、右ひざを高く上げようとしてしまいます
本来、重心は 床と平行 に移動するのが理想ですが、右ひざを高く上げると重心が上へ移動してしまいます
そうすると 戻り足 になり、遠くへ踏み込むことはできません
そこで、自然にそして勝手に右足が動くようにと・・・
※ 試しに体を前に倒してみてください、勝手に右足が前に出ますョ・・・
体を前に倒す 時に大切なのは、 へそに力を入れる こと!
(大人なら 体幹 を意識することですが、子ども達には解りやすいように・・・)
へそに力が入ってないと、上半身だけが曲がってしまいます
そうすると、首の後ろ(頸椎)も曲がってしまい、目線が床にいってしまったり、十分な発声ができなかったりしてしまいます
そして何より、 体の勢い がなくなてしまいます
うちの子ども達は、素振りの時にこの 体を前に倒す面打ち を毎回行います
この時、 右足が勝手に前に出る体の傾き(角度)を体に覚えこませます
※ 子どもによって、それぞれ感覚が違うので・・・「この角度」って決めつけないこと
この体の傾き(角度)が解れば、打突時に 一瞬で体をその傾き にしてやればスムーズな打突動作になっていきます
目線は、必ず 相手から離さない! こと
あとは、数をこなして 体に覚えこませる ことです!
次回は 「 左足 」 編に続きます
“ 余計なこと! ” をしない・・・
昨日は、自分の稽古の日
毎週、となり町の剣道教室に稽古をいただきに行きます
子ども達も元気に稽古していますが、専属の先生がおみえになるので
自分の稽古に専念しているのですが・・・
子ども達、 出ばな面 の稽古をしていました(試合が近いので・・・という理由で)
しかし、何かしっくりきません
なので、ちょっと口を出してしまいました(我慢できんかったもんで・・・)
左手を胸の前に置いて、面の形を作ってみん
そしたら、そのままの形で へそ に力を入れながら、体を前に倒したらどうなる
これだけのことで、今までとは違う感覚になります
じゃ~ぁ、左手を胸の前にもっていくのと、体を前に倒すのを同時にやってみん
明らかに、タイミングや形が変わりました
ポイントは “ 余計なこと! ” をしないこと
技術的には、もっといろいろなことがあるのですが・・・
たった “ 30分 ” のことなのに・・・
昨日、段級審査会があり、私も役員として参加させていただきました
予想以上に受審者が多く、特に初・二段はともに30人以上・・・
段級審査会終了後、慣例として審査をしていただいた先生方、役員の先生方、そして段位合格者とで、稽古会があるのですが・・・
昨日の稽古会の参加者は、八・七段の先生方が8名、段位合格者は・・・なんと10名程度(合格者は60名程いたんですが・・・)
審査の講評の時、審査長の先生が
「 ・・・これからの君達に期待をして “ 合格 ” にしました! 」 という言葉を聞いとったんかな~?
普段 “ 稽古 ” をいただく機会のない先生方に懸かれる チャンス なんやけど・・・
確かに、予定時間がおしてましたが、稽古会の時間は たった 30分!
先生に懸かれても1~2名のことだと思います
今の状態に満足したら、そこで “ 上達 ” は止まってしまいます
なんとも 寂しい 出来事でした・・・
新しい “ 銘 ” の竹刀を使ってみる
私の使っている 竹刀 、古刀(直刀)型で左手の握りが 30㎜ というちょっとマニアックなもの
使い始めて 20年 近くなりますが、当初は 「 こんなもん誰が使うの~? 」 なんてよく言われました・・・(笑)
目的は、① 上半身の力を抜くこと ② 片手突きの時に左手の小指が柄頭にかかりやすいように ということで
こんな感じです
同じ型の色々な銘柄(真竹、桂竹を含め)を使ってきましたが、現在は特別な時用の 『 如水 』 と普段の稽古用の 『 雲水 』と 『 無幻 』 に落ち着いています
※ 真竹は少々値段がはりますが、手入れすれば結構もちますので、結果的に経済的
しかし、最近SNS等で ソリッドバイオ竹刀 なるものことがよく出てきて、興味が・・・
そこで
試しに 『 妙技 雄飛 』 なる 真竹のソリッドバイオ竹刀 を購入し使ってみました
メーカーのサイトによれば、竹を高温で燻煙・加熱しているので竹の粘度・弾力性が向上し、さらに硬度を高めている(何か相反するようにも思いますが・・・)のでささくれが残りにくいとか
実際に手にとってみると、普通の真竹に比べて表面が堅そうで、はねっ返りが強そう
私が真竹を使う理由は、 小手を打った時の手に返ってくる感触 が好きなので
「 ペシャッ! 」 ではなくて 「 ポンッ! 」 ※ あくまでも個人の感想です・・・
昨日は、自分の稽古の日だったので、基本打ちで使ってみました
表面が堅そうではねっ返りが強そうな印象はどこえやら・・・
切り返しでは、変にはじくこともなく
面・小手の打突部を打っても、桂竹の 「 ペシャッ! 」 ではなく、真竹特有の 「 ポンッ! 」 という心地よい感触が手に返ってきました
“ すり上げ面 ” や ” すり上げ小手 ” でも竹刀がすべるようなことはありません
「 う~ん 不思議な 竹刀 やな~ 」 ってのが素直な感想です
稽古後、竹刀を点検しても面金を打った へこみ は普通の真竹と同じようについていましたが、ささくれ や 割れ はありませんでした
あとは 耐久性 がどうかだけ
値段も 『 雲水 』 よりも手頃なので、リピートになるかも!