美濃守BOOの至誠無息

50代のおじさんと子ども達の剣道日誌

“ 余計なこと! ” をしない・・・ ~その2~

前回のブログで書いた 出ばな面の体の使い方 ですが

もともとは、うちの少年団の子ども達に 踏み込みでの右足 を覚えてもらうためのものです

 

「 右足で強く踏み込め! 」 とか 「 遠くへ踏み込め! 」 なんて言われると

右足ばかりに意識がいきすぎて、右ひざを高く上げようとしてしまいます

本来、重心は 床と平行 に移動するのが理想ですが、右ひざを高く上げると重心が上へ移動してしまいます

そうすると 戻り足 になり、遠くへ踏み込むことはできません

そこで、自然にそして勝手に右足が動くようにと・・・

 ※ 試しに体を前に倒してみてください、勝手に右足が前に出ますョ・・・

 

体を前に倒す 時に大切なのは、 へそに力を入れる こと!

(大人なら 体幹 を意識することですが、子ども達には解りやすいように・・・)

へそに力が入ってないと、上半身だけが曲がってしまいます

そうすると、首の後ろ(頸椎)も曲がってしまい、目線が床にいってしまったり、十分な発声ができなかったりしてしまいます

そして何より、 体の勢い がなくなてしまいます

うちの子ども達は、素振りの時にこの 体を前に倒す面打ち を毎回行います

この時、 右足が勝手に前に出る体の傾き(角度)を体に覚えこませます

 ※ 子どもによって、それぞれ感覚が違うので・・・「この角度」って決めつけないこと

この体の傾き(角度)が解れば、打突時に 一瞬で体をその傾き にしてやればスムーズな打突動作になっていきます

目線は、必ず 相手から離さない! こと

あとは、数をこなして 体に覚えこませる ことです!

 

次回は 「 左足 」 編に続きます