“ 余計なこと! ” をしない・・・ ~その3~
人は、知らないうちに体が楽をしようとしてしまう
体が楽をしたままにしておくと、悪い癖になってしまうことがある
なので、常に意識をして稽古をしよう!
うちの少年団の子ども達に、よく話す言葉です
これは、左足への意識を常に持ってもらうため・・・
左ひざを相手に向ける とか 左かかとを常に上げる とか
人間の体の構造上、非常に つらい状態 です
なので、普通にしていると、ひざは外を向きますし、左かかとは床に着いてしまいます
その状態から打突動作に入れば、左ひざを相手に向ける とか 左かかとを床から浮かす という “余計なこと(動作)” が入ります
また、左かかとだけをとってみても、適正なかかとの角度を保てていないと、打突動作に入るとき かかとの角度を変える とか 左足を引き付ける という “余計なこと(動作)” が入ります
この “余計なこと(動作)” がはいることで、起こりがほんの少しですが遅れてしまいます ※ 出ばな技では命とり!です・・・
そこで、子ども達に 自然(楽)に体を前に押し出せる左かかとの角度 を見つけようと言って、前回書いた へそに力を入れながら体を前に倒す という動作とセットでいろいろと試してもらいます
そして、自分たちが見つけた 左かかとの角度 を “ 準備OKの状態 ” と名付けて、意識付けしています
稽古のなかで私が特に注意しているのは、素振り・足さばきでの「後(あと)」、跳躍正面打ちでの左足の引き付け、基本打ち等での「受け手」になった時、引き技で引き切った時などです
「 左かかと、準備OKの状態になっとるか~!」って
大人でも難しいことなので、 意識付け 出来ているかどうかが大切かと・・・
さて、次回の「左手編」で一区切りとしますか