新しい “ 銘 ” の竹刀を使ってみる
私の使っている 竹刀 、古刀(直刀)型で左手の握りが 30㎜ というちょっとマニアックなもの
使い始めて 20年 近くなりますが、当初は 「 こんなもん誰が使うの~? 」 なんてよく言われました・・・(笑)
目的は、① 上半身の力を抜くこと ② 片手突きの時に左手の小指が柄頭にかかりやすいように ということで
こんな感じです
同じ型の色々な銘柄(真竹、桂竹を含め)を使ってきましたが、現在は特別な時用の 『 如水 』 と普段の稽古用の 『 雲水 』と 『 無幻 』 に落ち着いています
※ 真竹は少々値段がはりますが、手入れすれば結構もちますので、結果的に経済的
しかし、最近SNS等で ソリッドバイオ竹刀 なるものことがよく出てきて、興味が・・・
そこで
試しに 『 妙技 雄飛 』 なる 真竹のソリッドバイオ竹刀 を購入し使ってみました
メーカーのサイトによれば、竹を高温で燻煙・加熱しているので竹の粘度・弾力性が向上し、さらに硬度を高めている(何か相反するようにも思いますが・・・)のでささくれが残りにくいとか
実際に手にとってみると、普通の真竹に比べて表面が堅そうで、はねっ返りが強そう
私が真竹を使う理由は、 小手を打った時の手に返ってくる感触 が好きなので
「 ペシャッ! 」 ではなくて 「 ポンッ! 」 ※ あくまでも個人の感想です・・・
昨日は、自分の稽古の日だったので、基本打ちで使ってみました
表面が堅そうではねっ返りが強そうな印象はどこえやら・・・
切り返しでは、変にはじくこともなく
面・小手の打突部を打っても、桂竹の 「 ペシャッ! 」 ではなく、真竹特有の 「 ポンッ! 」 という心地よい感触が手に返ってきました
“ すり上げ面 ” や ” すり上げ小手 ” でも竹刀がすべるようなことはありません
「 う~ん 不思議な 竹刀 やな~ 」 ってのが素直な感想です
稽古後、竹刀を点検しても面金を打った へこみ は普通の真竹と同じようについていましたが、ささくれ や 割れ はありませんでした
あとは 耐久性 がどうかだけ
値段も 『 雲水 』 よりも手頃なので、リピートになるかも!