美濃守BOOの至誠無息

50代のおじさんと子ども達の剣道日誌

新しい “ 銘 ” の竹刀を使ってみる

私の使っている 竹刀 、古刀(直刀)型で左手の握りが 30㎜ というちょっとマニアックなもの

使い始めて 20年 近くなりますが、当初は 「 こんなもん誰が使うの~? 」 なんてよく言われました・・・(笑)

目的は、① 上半身の力を抜くこと ② 片手突きの時に左手の小指が柄頭にかかりやすいように ということで

こんな感じです

f:id:minonokamiboo:20190921101709j:plain

同じ型の色々な銘柄(真竹、桂竹を含め)を使ってきましたが、現在は特別な時用の 『 如水 』 と普段の稽古用の 『 雲水 』『  無幻 』 に落ち着いています

 ※ 真竹は少々値段がはりますが、手入れすれば結構もちますので、結果的に経済的

しかし、最近SNS等で ソリッドバイオ竹刀 なるものことがよく出てきて、興味が・・・

そこで

f:id:minonokamiboo:20190921101738j:plain

試しに 『 妙技 雄飛 』 なる 真竹のソリッドバイオ竹刀 を購入し使ってみました

メーカーのサイトによれば、竹を高温で燻煙・加熱しているので竹の粘度・弾力性が向上し、さらに硬度を高めている(何か相反するようにも思いますが・・・)のでささくれが残りにくいとか

実際に手にとってみると、普通の真竹に比べて表面が堅そうで、はねっ返りが強そう

私が真竹を使う理由は、 小手を打った時の手に返ってくる感触 が好きなので

「 ペシャッ! 」 ではなくて 「 ポンッ! 」 ※ あくまでも個人の感想です・・・

昨日は、自分の稽古の日だったので、基本打ちで使ってみました

表面が堅そうではねっ返りが強そうな印象はどこえやら・・・

切り返しでは、変にはじくこともなく

面・小手の打突部を打っても、桂竹の 「 ペシャッ! 」 ではなく、真竹特有の 「 ポンッ! 」 という心地よい感触が手に返ってきました

“ すり上げ面 ” や ” すり上げ小手 ” でも竹刀がすべるようなことはありません

「 う~ん 不思議な 竹刀 やな~ 」 ってのが素直な感想です

稽古後、竹刀を点検しても面金を打った へこみ は普通の真竹と同じようについていましたが、ささくれ割れ はありませんでした

あとは 耐久性 がどうかだけ

値段も 『 雲水 』 よりも手頃なので、リピートになるかも!

稽古の前の 1~2分 の使い方!

どこの道場や体育館にも、たいてい大きな    がついています

私は、子ども達が体育館にやって来る時間に合わせて、わざと2~3分この鏡の前で 一人稽古 をします

 

しかし興味を示してくれる子どもがいなくて・・・

「 先生、何やっとるの 」の言葉をず~っと待っているのですが・・・

本当は気づいて欲しかったのですが・・・

 

稽古の終わりに話をしました

「 稽古の始まる前に、鏡の前で何やっとるかわかる? 」

子ども達の反応は 「 ・・・・・ 」

そこで、稽古に入る前の 心の準備 の話を

一人稽古のすべてを話すのは子ども達には難しすぎるので

次の3つのことだけ

 ① 着装の確認(自分で見て “かっこいい” か)

 ② 構えた自分の姿を見て 「 鏡の中の自分とはやりたくないな~ 」 と思えるか

 ③ 正面・左右面を数本ふってみて、左手が常に正中線上あるか、左右面が45度か

時間にしてほんの1~2分です

これは、これから 稽古 だという、気持ちの切り替え にもつながります

 

どんな 気持ち(意識)で稽古にはいるのか!

 

次回の稽古を楽しみにしています

魔法!?の竹刀・・・

子ども達の稽古の強度が上がるにつれて、竹刀の消耗も激しくなってきました

そして、手入れしてもどうしようもなくなった竹刀をあずかって

こんなものを作ってみました

f:id:minonokamiboo:20190914174510j:plain

題して “ 魔法!?の竹刀 ”

ビニールテープを巻いて、少々重さを調整しただけの竹刀なんですが・・・

子ども達に渡すときに 一言 暗示 をかけて

「 いいか、この竹刀は普通の竹刀より先が重くなっとるで、力入れんでも勝手に剣先がおりてくるぞ! 」 って・・・

肩の力を抜くことが目的です!

この竹刀を素振りで使い始めて半年くらいですが、素振りの形が良くなってきました

 

どこで 力を入れて どこで 力を抜く のか 難しい!!

試合の内容が “ 大切! ”

昨日の日曜日、市内の 練成会 に参加させていただきました

うちの子ども達 少し “ 勝つこと ” を意識して試合をするようになりました

ただ がむしゃら にから 次の段階 に入ってきました

しかし、これは 待ち と背中あわせ

実際に、 「 うん?! 」 っていう試合内容もたくさんありました・・・・・


「 何かっこつけとるんや!」 子ども達にきつく言いました

「 一番大切なことは何や?! 自分から攻めて技を出すことやないか

 そこから相手に 隙 ができてくるんやないのか

 そこをおろそかにしたら 決まるもんも決まらへん!

 そこをよく考えて 次の試合をしなさい!!」


本当は うれしい!変化 なのですが

ここで間違えると、後々子ども達が 苦労 することになるで・・・

試合の 内容 を問えるようになってきました

子ども達の 成長のスピード に驚いています


まだまだ やることはたくさんありますが!!

少しづつ “ 結果 ” が!

ちょっと思うところがあって・・・

スポーツ少年団の子ども達のことを綴るのを控えていました


昨年の冬から 苦しさの中に楽しさを見出す稽古 に取り組んできました

子ども達 必死 についてきてくれました

水分をとる量が増え 防具には塩が吹き 手や足には出来てOK!の場所にマメが

(あとは、もっと食べるようになれば・・・)

技術的にも 精神的にも 涙が出るくらいの 成長 をみせてくれました


8月の終わりに市内のスポーツ少年団の大会がありました

結果は 団体戦で 優勝!!

(ある程度予想はしていたのですが・・・)

子ども達の 誇らしそうな顔! を見て、ほんと涙が出ました(私も歳をとったんですネ・・・)

やっぱり やった事は嘘をつかない! です


しかし、課題(宿題)もたくさんできました

子ども達には 「 こんなところで満足しとらんやろな! 」 って心を鬼にして
 
目標は 秋の県の大会

頂いた課題(宿題)に取り組んで

もうひとまわりもふたまわりも大きくなって欲しいと思っています

たった 6人 ですが

山の頂上をめざして 少しづつ着実に登っていきます!!

1㎝なのに・・・

たまには更新せんと・・・


6月頃、ちょっと思うところがあって

柄の長さを 1㎝ 長くしてみました

3ケ月 稽古してきましたが 「 う~ん 何かが違う!? 」

右手が悪さをするようになって・・・

結局、打突が崩れてしまいました!

楽をしようとすると あかん! ですネ・・・


“ たかが1㎝、されど1㎝ ”


結局、柄を詰めて 33㎝ に戻しました

これから、打突も元に戻していきます・・・