美濃守BOOの至誠無息

50代のおじさんと子ども達の剣道日誌

「 打たれない 」から「 打つ 」へ!

うちの少年団の稽古には 『 互角稽古 』 がありません

あるのは 『 相掛かり稽古 』 だけ!

この 『 相掛かり稽古 』 でさえ、悩みに悩んだ末、小学生どうしのスピードに慣れるための 苦肉の策!


3月に、子ども達の稽古を初めて見させてもらった時、

異常に 「 打たれない 」 とする姿に困惑しました

非常に自分に近いところで受けて、胴を打つ・・・(決してこれを 面返し胴 とは呼べません)

確かに 『 打たれない稽古 』 はありますし、私が中学校の社会人コーチをしていた時も、試合前には行

っていましたが、 絶対的な条件は、まず自分から 「 先をかけて打てる 」 こと
 
これができてはじめて、 『 打たれない稽古 』 は意味があると思います

そして、「 自分から遠い位置で相手の打ちに対応して、最後は必ず打って終わる 」 という約束事を設け

たうえで行っていました

この時の子ども達の稽古は、はっきりいって 無駄な時間! を過ごしているだけでした

そこで、 「 当分の間 『 互角稽古 』 は封印やな! 」 と心に決めました


引き継いでから、まず行ったことは 「 打つ! 」 こと

とにかく 「 自分から 打つ! 」 という意識を持つこと

そして 「 打たれることを嫌がらない 」 こと

「 相手に2本打たれたら、3本打ち返しなさい! 」 って子ども達の 心を鍛え ました

なので 『 相掛かり稽古 』 なんです

まだまだ、 『 相掛かり稽古 』 でも受けてしまったり、

打つ動作に入ったにもかかわらず、途中で止めてしまったり、

「 何があっても最後まで打ち切る 」 という 「 打つ覚悟!」 ができませんが・・・

少しは 剣道らしく なってきたように思います


『 互角稽古 』 の封印をとく日が待ち遠しいです