「 打たれない 」から「 打つ 」へ!
うちの少年団の稽古には 『 互角稽古 』 がありません
あるのは 『 相掛かり稽古 』 だけ!
この 『 相掛かり稽古 』 でさえ、悩みに悩んだ末、小学生どうしのスピードに慣れるための 苦肉の策!
3月に、子ども達の稽古を初めて見させてもらった時、
異常に 「 打たれない 」 とする姿に困惑しました
非常に自分に近いところで受けて、胴を打つ・・・(決してこれを 面返し胴 とは呼べません)
確かに 『 打たれない稽古 』 はありますし、私が中学校の社会人コーチをしていた時も、試合前には行
っていましたが、 絶対的な条件は、まず自分から 「 先をかけて打てる 」 こと
これができてはじめて、 『 打たれない稽古 』 は意味があると思います
そして、「 自分から遠い位置で相手の打ちに対応して、最後は必ず打って終わる 」 という約束事を設け
たうえで行っていました
この時の子ども達の稽古は、はっきりいって 無駄な時間! を過ごしているだけでした
そこで、 「 当分の間 『 互角稽古 』 は封印やな! 」 と心に決めました
引き継いでから、まず行ったことは 「 打つ! 」 こと
とにかく 「 自分から 打つ! 」 という意識を持つこと
そして 「 打たれることを嫌がらない 」 こと
「 相手に2本打たれたら、3本打ち返しなさい! 」 って子ども達の 心を鍛え ました
なので 『 相掛かり稽古 』 なんです
まだまだ、 『 相掛かり稽古 』 でも受けてしまったり、
打つ動作に入ったにもかかわらず、途中で止めてしまったり、
「 何があっても最後まで打ち切る 」 という 「 打つ覚悟!」 ができませんが・・・
少しは 剣道らしく なってきたように思います
『 互角稽古 』 の封印をとく日が待ち遠しいです