美濃守BOOの至誠無息

50代のおじさんと子ども達の剣道日誌

認識を変える ~その4

『 切り返し 』 には、剣道のすべてが詰まっている!

剣道をされる方には、当然の 認識 だと思います

『 切り返し 』 を行うことで、姿勢や構え、打ちの刃筋や手の内の作用、足さばき、間合、呼吸法、さら

に、強靭な体力や旺盛な気力を養い、気剣体一致の打突が習得できると学んできました

なので、どこの道場や剣道教室でも、様々な方法で 『 切り返し 』 を行い、剣道の基礎を鍛えておられる

と思います


さて、うちの少年団の子ども達はどうだったかというと・・・

「 『 切り返し 』 をやる時、何を意識してやるんや? 」

子ども達 「 ・・・・・ 」 明確な回答はありません

稽古の最初と最後にやることという認識程度だったと思います

なので、あっちも!こっちも!!っていうくらい あかん ところが・・・

ただ 切り返しの形 をなぞっているだけという印象でした


そこで、子ども達に 『 切り返し 』 の留意点 を次のように伝えました

「 『 切り返し 』 は “ 息 ( 呼吸 ) ” の稽古やぞ! 」 って

( 本当は、もっといくつも留意しなければいけないところがあるのですが、いつものように 「 ・・・・・ 」 に

なってしまってはいけませんので、一つに絞ることにしました )

「 特に大事なのは、9本目の左右面を打ち終わった後、息を切らない ( 気をきらない ) で素早く引き、

 最後の残った息 ( 気 ) を振り絞って最後の正面を打つんやゾ!

 絶対に息を継いではあかん

 最後の正面は、声が出とる出とらんは関係ない、いくら振り絞っても、もう声が続かんと思ったら、
 
 で 『 面! 』 って叫べばいいから!」

まずは、 息が止まる ( 呼吸をする ) とそこで動作が止まってしまう ということを学んで欲しい

なので、どこで 呼吸 をすればいいのかを実際に体験して、身に着けてもらえれば


あっ、黙想の呼吸も 「 短く吸って、長く吐く 」 って、ここから変えていきました