美濃守BOOの至誠無息

50代のおじさんと子ども達の剣道日誌

『速くやる・・・???』って

いやいや 稽古の指揮をとりはじめて1ヵ月が過ぎますが

まだまだ 稽古に初めて参加した時からの “改革” の話が続きますので・・・


『素振り』 の話なんですが

「ありえへん速さの 『素振り』 やなぁ~・・・」 これが第一印象

私 「いつもこんな速さでやっとるの?」  子ども 「・・・・・ あっ はい ・・・・・」

どうも スピード を意識したことがないような感じ

私 「 『素振り』 って何でやるんかわかっとる」  子ども 「・・・・・」

「う~ん どうも 準備運動 のつもりかな」 そんなニュアンスが伝わってきました

準備運動 のつもりなら  をこなすことに集中するので

スピードが 『速く』 なってもしかたないか・・・


なので 『素振りがどうして大切なのか!』 って話を ちょっと時間をかけてしました

注意することは二つ!

一つ目は 『素振り』 が 『基本打ち』 や 『打ち込み』 等 剣道の稽古すべて 繋がっている

ってこと!!

『素振り』 を行うことで 足の使い方(特に左足) 左手が自分の正中線を通っているか の確認をする

(今日の自分を確認し、その日の目標を考えて欲しい)

二つ目は 自分の前に自分と同じ身長の相手がいると思って しっかり 一本一本 『打つ』 こと!!

(本当は、相手の眉間まで 『切る』 って表現を使いたいんですが、難しいのであえて 『打つ』 と)

『打つ』 瞬間に 左手がみぞおち前に収まっているか 両手の親指が床を指しているか の確認をする

(「ぞうきんを絞るように」って表現もありますが、これだと 肩に余分な力 が入る恐れがあるので)

 ※ 他にも色々と注意することはありますが、頭の中が「???・・・」になってもいけないので

技量が上がってきて 常にこの注意点ができるようになれば

筋力持久力 そして何よりも 精神力 の強化のために スピードを速くして行う鍛錬はありますが

まだまだ そこまではいけませんので・・・


そこで ゆっくりでいいので 一本一本 確実に! そして 大切に!

「前」「前」「後」「後」「右」「右」「左」「左」で1セット×4回=32本 に変更

(もう少しできるようになったら これに「右斜め前」「右斜め前」「左斜め後」「左斜め後」の4本を加え、

さらに上達したら 「左斜め前」「左斜め前」「右斜め後」「右斜め後」の4本を加えたいと思っています)


剣道の稽古で 『意味のないものはない!』 ということが理解できれば・・・ いいな・・・