美濃守BOOの至誠無息

50代のおじさんと子ども達の剣道日誌

稽古の目的・・・

少年団の稽古のある木・土曜日以外の日、自分の稽古に週2回ほど出かけています

左ひざ、右肩の状態がいまだ良くならず、今はこれが精一杯・・・

上位の先生に懸かることを主にしているのですが

中学生・高校生と時には大学生とも稽古させていただきます


そんな学生さんと稽古していて、何か 違和感 を感じています

若い力 を正面から受けて立とうするのですが・・・

何も伝わってこない! というか・・・

打たれる危機感! を感じられないというか・・・

この 違和感 は 『 何なんやろう・・・? 』 


「 あ~ この子達は 打たれない稽古(負けない稽古) をしとるんやな~ 」 と


私が学生の頃は、 『 相手に一本打たれたら、二本打ち返せ! 』 と指導を受けていました

なので、「 出ばな技や応じ技、打てるもんなら打ってみん!! 」 なんて気持ちで

どんどん 先をかけて 向かっていきました

上位の先生に懸かるときは、特にそういう気持ちを強くもって

いわゆる 打つ(打ち切る)稽古 の指導を受けていました


現在、試合に重きがおかれ、 負けない剣道 が求められているのかもしれません

しかし、いくら 負けない剣道 ができても 勝つ剣道(打つ剣道) ができなければ・・・


何か、 寂しい ですね・・・

久しぶりに・・・

久しぶりの更新です なんと半年ぶり・・・


私が、子ども達と稽古させていただくようになり 1年 が過ぎました

子ども達、本当に タフ! になりました


昨年の10月に入った頃から、徐々に 体づくり に主体を!

そして、12月~2月にかけて、 「 自分でもこんな稽古内容ゾッとする・・・ 」 ってことを

ほんと 単調!つまらない!! そして きつい!!! 稽古を

子ども達、見事にやりとげました


この冬の稽古を乗り越えて、子ども達にも変化が

剣道の技術の上達はもちろんですが

それ以上に、 心の変化! が・・・ うん、 目つき が明らかに違います!

「 上手になりたい! 」 「 強くなりたい!! 」 っていう 意欲 が感じられるようになりました


今、稽古の最後は 50本切り返し でしめます

私も、五十肩で肩が上がらないなか、子ども達と一緒に行います


やったことは嘘をつきません!

“ 慣れ ” って・・・

昨日のスポーツ少年団稽古

久しぶりに 堪忍袋の緒が切れ ました・・・ ( 私も まだまだ未熟! です )


蒸し暑かったせいもあり、稽古の頭から ダラダラ していました

声も出ていないし、動作にメリハリもなし

ただ こなしている だけの状態!

あきらかに 緊張感 が足りません!!

( このままやと、怪我するかもしれん・・・ ) そんな心配もしました


“ 慣れ! ” って恐ろしいな~ と改めて思いました

私が稽古の指揮をするようになり、半年が過ぎました

子ども達にとって、私は 緊張 の対象だったのですが・・・


私も反省しなければいけません

気を引き締めて土曜日の稽古に挑みたいと思います

“ 攻める! ” って難しい・・・

うちのスポーツ少年団の子ども達が 今 取り組んでいる事

それは “ 攻める! ” っていうこと

構えた状態で  『 ヨーイ ドン! 』 からなんとか脱却したくて・・・

非常に 難しい! ことですが、小学生のうちに少しでも 剣道 ってものに触れてもらいたくて・・・


最初に始めたことは、 相手の竹刀に必ず触れる! っていうこと

相手の竹刀に触れることで、 相手を感じる こと、まずここから

「 右手に力が入っている 」 とか 「 息づかいが荒い 」 とか 「 何か打ってきそう 」 とか・・・

何でもいいから 感じ なさいって伝えています

そして、その 感じたこと から、自分が どう打っていくか を考えなさい と

ひとつ間違えると、 『 待ち 』 につながってしまいますが

左足を常に スタンバイOK!状態  にしていなさいって注意をしながら

ここから、 相手を崩す ってことに繋がってくれれば・・・って願っています

現在は、もう少し高度なことに 挑戦中 です


小学生にとって “ 非常に難しい!こと ” ですが、頭の中に あるか ないか で剣道の上達が違うと

思うので

あえて 難しい!こと に挑戦して欲しいと 願っています  

“ わからんこと ” を “ わからん ” と言える・・・

「 “ わからんこと ” を “ わからん ” と言うことは、決して恥ずかしいことやない

 むしろ、 “ わからんこと ” を “ わかった ” ふりをして、相手に迷惑をかけるほうがよっぽど恥ずかし  
 いことや!」

スポーツ少年団の稽古で、私が子ども達によく言う言葉です

現在の稽古の内容は、子ども達にとって 今までやったことのないこと が多いです

時には、中学生や高校生にとっても 難しい! ことを稽古することも

『 剣道っていうのは、こういうこと 』 ということを理解して欲しいので

なので、言葉を選びできるだけ解りやすく説明し、目の前で実践して見せるのですが

例えば、小手の打ち方でも 相手と自分との関係 で何種類もあるとか・・・

なかなか上手くできません、当然のことです ( だから稽古するんですが・・・ )

稽古の方法も、 何本づつ とか区切らず、これから 何分間 っていうように時間で区切り

全員の理解度を確認し、時にはより細かく説明したり実践して見せたり

しかし、なかには説明したことと全く違う動きをする子どもも・・・

なので、相手の子どもにとっては 貴重な稽古の機会 がどんどん減ってしまいます

そこで、最初のことばを投げかけます


“ わからん ” ことを “ わからん ” と言えること

剣道だけではなく、普段の生活においても大事なことだと思います 

“ 痛さ ” の質が変わってきた!その調子!!

週2回のスポーツ少年団での子ども達との稽古 

稽古の進度や内容にもよりますが

できる限り、私自信が面を付けて 『 打ち込み稽古 』 を受けるようにしています

外から見るのと、実際に対峙するのとでは、 より 細かなところを見つけられる のはもちろんですが

子ども同士では、なかなか出せない 気持ち(気力) を引き出したり

目的はいろいろありますが・・・

いちばん確認したいのは 「 打ち 」 の質 です

当初の稽古では、 「 大きく 」 「 正確に 」 「 強く 」 ってことを目的にしていましたので

少々力任せの打ちでも、竹刀の先が走ってくれれば 良し! としていました

打ちを受けている感触は、 「 ドスッ 」 という重い感じ・・・ “ 不快な痛さ ” 

稽古を重ねるにつれ、先の3つに 「 速く 」 が加わり、痛みも増していきましたが

はじめて稽古を見た時の 弱々しい打ち はなくなりました

そして、1ヵ月ほど前から 打つ瞬間の右手の役割(冴え) を意識した稽古をするようになり

「 ドスッ 」 から 「 パン 」 に少しづつですが変わりつつあります

受けていても “ 心地いい痛さ ” です

この  “ 痛さ ” の質  の変化を感じられるのが 幸せの瞬間 です

「 あ~、やっててよかった! 」 って気持ちにしてくれます


何千本、いや何万本でもこの身のもつ限り、打ちを受ける覚悟はできているので

もっともっと私を打って、上手になって欲しい!

最近、再び開くように・・・

スポーツ少年団で子ども達と稽古するようになり、自分の稽古も再開し、

6年ぶりに、再び開くようになったもの

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“ 今まで自分のやってきたことは正しいのか ”

“ 自分の解釈は間違っていないか ”

確認のため、深夜に何度も何度も読み解しています

結局、自分が積み重ねた経験しか伝えられないので・・・

『 至誠無息 』

死ぬまで勉強です!